初めまして、千葉県の流山市にあるひだクリニックでポスターやパンフレットを制作している、平林茂といいます。今回、心理教育ネットワーク第24回研究集会関東大会に応募させていただいたキャラクターについて一筆書かせていただきます。

関東地方と言えば東京都、千葉県、茨城県、栃木県、群馬県、神奈川県、埼玉県の1都６県ですが、この企画の応募にあたり、それぞれの自分なりのゆるキャラを考えてみようというのが出発点でした。すぐにその地域が象徴する動物が出てきたものもありますが、自分にとって馴染みのないところはネットなどを調べたりしてキャラクターとなる動物を決めたりしました。順番にキャラクターとなった動物を紹介いたします。

○東京都

東京は自分の出身地です。東京の動物を思い浮かべた時、すぐに猫が思いつきました。幼い頃、猫を飼っていたこともあるのですが、１番の決め手は日本が世界に誇るキャラクターのテーマパークがあることです。皆さんもご存知なリボンをつけた猫のキャラクターです。ネットで調べても、東京で一番身近な動物といえばイエネコだそうです。それらを鑑みて東京都のキャラクターは猫ということに決めました。

○千葉県

現在自分が住んでいる県です。ここには東京都同じく超有名なテーマパークがありますね。その主役のキャラクターから決めました。それと自分の実家でハツカネズミを飼っていたのですが、そのネズミが逃げて屋根裏で繁殖してしまう事件がありました。夜になると屋根裏でドタバタと走り回る音が聞こえてくるのですが、嫌な感じではなくいい思い出として残っています。そんなわけで千葉県といえばネズミを思い浮かべてしまうわけです。

○茨城県

千葉県の実家は茨城との県境にありまして、友達がたくさん住んでいます。遊ぶ時も千葉県ではなく茨城まで行って遊ぶことが多かったです。だから茨城県にも思い入れがあります。ただの動物ではなくユニークなものを考えようと思っていました。そこでまだ食べたことはないのですがいつか食べてみたいアンコウを思いつきました。アンコウは見た目もユニークでキャラクターとしてのインパクトも抜群です。茨城の人にとってはアンコウは冬の味覚として有名ですよね。

○栃木県

栃木にも子供の頃から日光や、鬼怒川、那須高原などに出かけていました。日光東照宮から日本猿も考えたのですが、もうちょっとキャラクターとして面白みのある動物がいいなと考えました。調べたところ、栃木県の県獣がカモシカということがわかりました。写真で見るとカモシカは本当に面白い顔をしています。他のキャラクターが比較的小動物なので差別化とキャラクターの面白みからカモシカに決めました。キャラクター化した時少しとぼけた味を出すよう心がけました。

○群馬県

群馬は名前に馬がついているので、馬のキャラクター以外考えられませんでした。群馬のキャラクターといえばぐんまちゃんがすぐに思いつきますよね。同じ馬のキャラクターなので似たようにならないよう気をつけました。栃木のカモシカ同様他のキャラクターと馬身長差が出るよう首をなるべく長く描き、キャラクターとしての特徴が出るように描きました。初め、立て髪は黒かったのですが、地味になってしまったので金髪にして目立たせています。

○神奈川県

実は一番苦労したのが神奈川県です。自分の尊敬する藤子F不二雄さんのミュージアムもあるし、スラムダンクも好きなので神奈川県にはいい印象がありました。なので神奈川県のキャラクターはめちゃくちゃ可愛い動物にしたいと思っていました。ネットで調べてみると本州に生息している動物はほぼ生息しているようです。多くの動物のなかで自分が一番可愛いと思えるモモンガに決めました。

○埼玉県

最後は埼玉県です。自分の住んでいる千葉県とは常に競い合っている埼玉は最近すごく発展し、人口も増えていると聞いています。ライバルの千葉県人としてはちょっと悔しいですね。ネットで調べてすぐに出てきたのが県民の鳥「シラコバト」でした。写真を見るとどこか愛嬌のある可愛い顔をしていたし、鳥のキャラクターは唯一ということですぐにシラコバトをキャラクターにすることに決めました。ただこのキャラクターが一番難しく苦労しました。

以上、それぞれのキャラクターについて記述いたしました。すぐに描けたもの、何度も書き直したものそれぞれですが、どれもとても思い入れがあります。今回、心理教育ネットワークのイメージキャラクタに採用されたということで、大変感謝しています。自分と同じようにこの子達を可愛がっていただければ、嬉しいです。

平林　茂