対面分科会 大会2日目

2月24日(土)
【9時30分~11時30分】


分科会G: 
家族と家族がつながる~家族による家族学習会~

  • 飯塚壽美: 
    みんなねっと家族学習会企画委員
  • 井汲悦子: 
    みんなねっと家族学習会企画委員
  • 岡田久実子: 
    みんなねっと家族学習会企画委員
  • 倉澤政江: 
    みんなねっと家族学習会企画委員
  • 佐藤美樹子: 
    みんなねっと家族学習会企画委員
  • 半澤真澄: 
    みんなねっと家族学習会企画委員

家族による家族学習会プログラムが実施されて16年目を迎える。家族心理教育のテキストを読み合いながら、内容に沿った語り合いを重ね、そこに集った人と人のつながりを深めつつ、1人ひとりが希望に向けた何かをつかみ取っていく…この家族だからできる家族支援プログラムは、これまでも多くの家族を元気づけてきました。更に多くの家族が元気になることを願って、実演も交えて「家族による家族学習会」プログラムをご紹介します。

分科会H: 
発達が気になるこども達の保護者に対する心理教育的アプローチ
~参加者同士の繋がりを目指して~

  • 土屋 徹: 
    Office 夢風舎
  • 時田陽介: 
    ひだクリニックお台場

近年、発達障害と診断されたり、発達に問題があると指摘をされたというお子さんが増えています。保護者は「発達障害ってどんな障害なのだろう」「この先どのようにこどもを育てていったらいいのだろうか」と悩みます。また支援者も、保護者との関わり方や相談援助の仕方、あるいは子どもたちへの対応の仕方などについて、学ぶ機会が少ないのが現状です。この分科会では、発達が気になるこどもを持つご家族と支援者が共に学び・語り合えるよう、心理教育やペアレントトレーニング等の手法を参考とした取り組みを紹介し、参加者の皆さんで実際に体験します。ぜひご参加ください。

分科会I: 
私たちが大切にしていること「当事者・家族との協働」
~ひとりひとりに笑顔がかえる心理教育を目指して~

  • 木村尚美: 
    ひだクリニックお台場
  • 櫻田みち子: 
    ひだクリニック(家族ピアサポーター)
  • 藤原節子: 
    ひだクリニック(家族ピアサポーター)
  • 高橋美久: 
    (株)MARS 就労継続支援B型、事業所テララ施設長・サービス管理責任者(ピアサポーター)
  • 櫻田なつみ: 
    (株)MARS 就労支援事業所、コパスサービス管理責任者(ピアサポーター)

ピアサポート専門員として医療、福祉の現場で勤務する当事者スタッフと、家族教室を運営する家族ピアサポーターとの協働を紹介し、特に、家族教室・家族SST・家族当事者研究への導入、プログラム後の自助活動や当事者による心理教育プログラムの実践について発表します。

2月24日(土)
【13時00分~15時00分】


分科会J: 
メンタルヘルス領域の人権について問い直す
~声を聴いているか、見ているか、自らに問う~

  • 青山浩平: 
    NHKディレクター
  • 石田貴紀: 
    東京大学医学部附属病院リハビリテーション部
  • 毛塚和英: 
    はらからの家福祉会
  • 古屋龍太: 
    日本社会事業大学名誉教授
  • 添田雅宏: 
    東京通信大学人間福祉学部
  • 岡本和子: 
    国分寺すずかけ心療クリニック

呉秀三が「我此邦に生まれたるの不幸」と述べてから100年以上経った今も、「座敷牢、虐待、長期入院等々」が繰り返されています。

私たちは「やむを得ない」という言葉で自らを合理化し、変わらぬ残酷な現実を後押ししてきました。それぞれの現場で人権を大事にする態度があれば間違いは起きないはずですが、私たちは良かれと思ったことが逆効果になる経験もまた有しています。

本分科会では、八王子市滝山病院での事件を軸として、メンタルヘルス領域における人権とは何か?について、自分事として考える機会を作っていきたいと思います。

分科会K: 
薬物使用のコントロール困難からの回復支援
~社会的偏見を超えて、当事者・家族による自助活動と専門家の支援をつなごう~

  • 森田展彰: 
    筑波大学医学医療系 社会精神保健学
  • 岡田三男: 
    横浜ひまわり家族会
  • 大吉 努: 
    栃木ダルク 3rd Stage Center 施設長

現在、大学生の大麻使用や青少年に睡眠薬を売りさばく事件、オーバードーズなど、薬物問題は多様な現れ方をしています。薬物というと病気というより人格的な問題と捉えてしまう人が多いですが、実際には薬物使用の裏には、人間関係での傷つき、被虐待体験、孤立など様々な生きづらさがある場合が多く、処罰のみでやめるのは難しいです。「薬物使用障害」としてとらえ直し、ダルクや当事者や家族のグループ活動などをもとに、自分なりの居場所や新しい安心できる関係を感じられることで、回復する方がたくさんおられます。一方、薬物依存は重複する精神障害や生活上の困難も多く、自助的な活動と医療保健福祉との連携が重要です。
 本分科会では、薬物依存症の回復者により運営されているダルクの方と、薬物依存症の家族の会の方に、これまでの回復の取り組みでの苦労や手応えをお話しいただき、その上でフロアの方と一緒にグループ活動のような形で対話を行いたいと考えています。

分科会L: 
「リカバリーとは何か」について対話を通して考える

  • 村松秀樹: 
    セルフアドボカシー研究会
  • 黒木紀子: 
    国分寺すずかけ心療クリニック
  • 鈴木高男: 
    摂食障害家族の会ポコ・ア・ポコ
  • 奥野栄子: 
    ファミリーサポートグループ
  • 木村幸代: 
    創価大学看護学部
  • 福井里江: 
    東京学芸大学教育心理学講座

リカバリーの概念が日本に紹介されて久しいですが、そのエッセンスまで十分に浸透していると言えるでしょうか。この分科会では、リカバリーをめぐって実体験から得た視座を2人の話者から話題提供するとともに、立場を越えて対話を重ねることにより、リカバリーについて理解を深める機会にしたいと思います。



駒木野病院
北野調剤薬局高尾店
性とこころ関連学会
戸塚西口りんどうクリニック
医療法人社団八月会澁谷川診療所
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