対面分科会 大会1日目
2月23日(金・祝)
【14時00分~16時00分】
分科会A:
シナリオロールプレイでオープンダイアローグを体験してみる
- 大井雄一:
澁谷川診療所、筑波大学医学医療系 社会精神保健学 - 笹原信一朗:
筑波大学医学医療系産業精神医学・宇宙医学
オープンダイアローグに関する書籍や論文を読んで興味を持たれた方は、実際にやってみようと思ってもトレーニングコースやワークショップを受けられる機会がまだまだ日本では十分ではない現状があります。そこで今回のワークショップでは、限られた時間のなかでオープンダイアローグを体験してみるために、シナリオロールプレイを参加したみなさんに実際に体験して頂く予定です。
分科会B:
家族の中のヤングケアラー・ケアラーの物語
~子どもとパートナーの声を重ねて~
- 横山恵子:
横浜創英大学看護学部 - 坂本 拓:
精神疾患の親をもつ子どもの会こどもぴあ代表 - 前田 直:
精神に障害のある配偶者・パートナーの会代表 - 小林鮎奈:
ヤングケアラー協会、こどもぴあ
昨今、ヤングケアラー、ケアラーという言葉が急速に広まっています。子どもの立場の声とパートナーの立場の声を聴き、あなたの声を重ねてみましょう。家族それぞれの人生に想いをはせて、家族まるごとの支援に向けて。
分科会C:
トラウマインフォームドアプローチ(TIA)を用いた心理教育
- ユキ・アボカド:
当事者、フリーランス - 吉田佳子:
当事者家族 - 片山皓絵:
長谷川メンタルヘルス研究所 - 遊佐安一郎:
長谷川メンタルヘルス研究所
TIAとは、当事者だけでなく家族、支援者、事務スタッフなど、システム全体がトラウマに対する知識を持ち、それに基づいてリカバリーに向かうアプローチです。当分科会では、TIAが具体的にどのようにリカバリーに役立ったかについて紹介します。
2月23日(金・祝)
【16時30分~18時30分】
分科会D:
デイケア体験会
~「できるを増やす」ためのデイケア作り~
- 田川みなみ:
群馬県立精神医療センター - 岡本和子:
国分寺すずかけ心療クリニック - 須藤友博:
群馬県立精神医療センター - 浅見隆康:
群馬大学健康支援総合センター
デイケアで変わる人たちがいる。それはデイケアの場に多くのモデルがあり、自分がしたいと思うことに気づき、仲間から刺激も受け、実験ができるから。そんなデイケアの場作りを考えます。体験型のプログラムが苦手な方も歓迎します。
分科会E:
暮らしの中の心理教育
~不登校・ひきこもり支援現場から~
- 永井 撤:
東京都立大学特任教授 - 田川 薫:
青少年健康センター茗荷谷クラブ - 関 博之:
横浜市健康福祉局 - 笹目 誠:
ル・プリ杜の郷子ども家庭支援センター - 緒方潤平:
横浜市児童相談所 - 安藤由紀子:
横浜市青少年相談センター
人が生まれ、育ち、亡くなるまで。暮らしの中で経験するさまざまな困りごと。例えば、不登校・ひきこもりもその一つ。社会福祉の現場から、人とつながり協同するための心理教育を、皆さんと考えてみたいと思います。
分科会F:
オープンダイアローグ:
安心して声を出せる場を生活の場に作るということ
- 三ツ井直子:
訪問看護ステーション・シナモンロール - 吉澤美樹:
訪問看護ステーション・シナモンロール - 大島寛子:
訪問看護ステーション・シナモンロール - 難波 純:
メンタルヘルス診療所しっぽふぁーれ - 岩波孝穂:
ゆうりんクリニック - 福井里江:
東京学芸大学教育心理学講座
フィンランド西ラップランド地方で開発されてきた地域精神科医療の包括的なアプローチであるオープンダイアローグ。日本における従来の精神医療と、何がどのように違っていて、実装のための課題はどこにあるのか。サービス供給システム、対話実践、世界観、ひととひとのあいだに起こる共鳴(resonate)という現象など様々な側面から、方法論としてではないオープンダイアローグという在りようについて、考えます。生活の場へのアウトリーチという枠組みで活動する仲間たち、そして参加してくださるみなさまと、共に声を重ね合える場を開きます。